現在進行形です。
結婚して4ヶ月が経ったころ
結婚生活を始めて4ヶ月ほどたったころでしょうか、
仕事と家事の両立に少しだけ慣れてきた頃、
襟足に3カ所、100円玉ほどの脱毛箇所があるのに気づきました。
「またいつもの…」 この程度の円形は昔から経験していたので、
放っておけばそのうち治るだろうとそのときは気にも止めませんでした。
しかし、それから2ヶ月後の今年の9月、この時の症状が
人生最悪の円形脱毛症に発展しようとは自分でも思ってもみませんでした。
お風呂場で髪の毛を洗っていた時のことです。
何気なくかき上げた指先に、いつもとは違う、ゴワっとした感触を覚えました。
慌てて手元に目をやると、そこには信じられないほどゴッソリと抜け落ちた
髪の毛があったのです。
「うそ…」 髪の毛ってこんなに一気に抜け落ちるものかと、
この時初めて知りました。しかし、気持ちはそれを受け入れようとしてくれず、
目の前の現実とは別に、自分はどこか遠くにいるような感じでした。
あまりのショックに頭の中は真っ白になり、しばらくたってやっと浮かんできた言葉は、
「これは一時的なもの。明日にはきっと止まる」でした。
本当にこの時は、そう祈るのが精一杯でした。
しかし抜け毛は、明くる日もその次の日も続きました。
シャンプーのときだけでなく、クシを通したとき、髪をかき上げたときにも。
会社で普通に仕事をしていても、気づくと足元にたくさんの毛が抜け落ちていました。
「お願いだから、これ以上抜けないで」
毎日必死に祈り続けましたが、そんな努力もすぐに限界が来ました。
自分の身に起こったあまりの急激な変化に心も体もついていけなくなったのです。
旦那さんに説得され、病院に行くことを決心したのはそれから1週間後のことでした。
病院で言われた言葉はこうでした。「脱毛が全頭に広がることを覚悟して下さい」
私の症状は、指で触るとツルンとスベスベな楕円形の脱毛箇所と、
根元2,3ミリを残して切れてしまった(断毛した)箇所の多発融合型です。
今言えることは、治る見込みよりも全頭脱毛になる確率の方が遙かに高いということ。
この時ほど、世の中すべての鏡を消し去りたいと思ったことはありません。
言いようのない不安と恐怖が襲い、泣いても泣いても涙が止まらないのです。
「もう、治らないんだろうか」
そうしていても抜け毛は続き、2,3日うちに外出の際の帽子が欠かせなくなりました。
鏡に向かうのが怖くて、化粧をする気になれなくなりました。
そのうち何をするのも億劫になり、精神的には最悪の状態です。
沈み込んでは急に泣き出してしまうという不安定な日が続きました。
先生は後で、こうおっしゃいました。
「進行は止められないけど、一度抜けた髪の毛は、生まれ変わってまた生えてくるから」
現在は、後頭部がスカスカな状態、残った髪の毛も地肌が透けて見える程
まばらになってしまいました。症状はさらに進行しています。
9月の後半に全頭ウィッグを買いました。
それを身につけたら、少しだけ気持ちが楽になりました。
私はこれからどうしたい? このままだと家族に迷惑をかけてしまう。
何より自分がダメになる。そろそろ覚悟を決めないと。
あとは自分次第。目の前の現実とちゃんと向き合おうと決心した時、
暦は10月に入っていました。
2005年11月22日 10:15

